24時間テレビと龍太郎がいないHey!Say!JUMP
櫻井くん「あのーメンバー何人か脱退したのー?」
JUMP「いや違います違いますwやめてくださいww」
この前の嵐にしやがれで、どれだけの人がこのやりとりに違和感を覚えたでしょうか。
いよいよ明日、24時間テレビが始まります。
以前、2010年11月のWink upにこんな会話がありました。
薮「メンバー全員が20歳超えたら色んなことに挑戦できそうじゃない?『24時間テレビ』の司会とかもやってみたい!」
八乙女「あ〜。いいね!そういう大イベントをJUMPが担当っていうの、憧れるね。」
高木「オレ、JUMPがやるときがきたら、マラソン走りたい!」
伊野尾「マジで!?オレムリだぁ〜。でも"24時間10人リレーマラソン"とかありそうで恐い(笑)」
高木「24時間で100kmでしょ?絶対いけるって!10人なら、さらに余裕だって」
薮「うん、オレもできそうだな」
八乙女「じゃ、その日のためにこのWink upはとっておかなきゃ。スタッフさんに"こんなこと言ってました"って見せなきゃ(笑)」
有岡「オレはマラソンよりも、寝れないのがキツそう(笑)」
メンバー全員が20歳超えたら…。偶然にも今年2015年は1995年生まれの森本龍太郎くんが20歳になった年です。しかも24時間テレビメインパーソナリティーの発表がされたのは4月5日で、龍太郎の誕生日4月6日の前日。私にとって、「もしここに龍太郎がいたら」と、そんな風に考えずにはいられないタイミングでメインパーソナリティーが決まったのです。
龍太郎がいなくなってからもう驚くほど時が経ちました。私は10人のHey!Say!JUMPが本当に大好きで、事あるごとに「十人十色」という四字熟語を使っていたように思います。世にも有名な四字熟語にぴったり噛み合ってるHey!Say!JUMPが大好きで、セブンとベストで5人ずつに分けれるのも好きで、2人組を作っても誰も余らないのも好きで。トビラの向こうのオープニングなんかいつ見ても幸せな気持ちになります。
また、一応現在の最年少は知念くんとなっているものの、セブンは龍太郎がいないとほとんど4人とも同じ年です。お兄ちゃんなセブンが見れるのは、龍太郎がいてこそ。私は山田と龍太郎のコンビがお気に入りでした。ベストも龍太郎にはお兄ちゃんお兄ちゃんしてて、特に薮くんと伊野尾くんはすごく龍太郎を気にかけていたのが印象的でした。
彼がHey!Say!JUMPにいられなくなると分かったとき、ジャニーズwebで縦読みを駆使してまでメッセージを綴った伊野尾くんに救われたファンも多いと思います。
当時、「未成年の喫煙は法律違反だし、Hey!Say!JUMPのイメージを悪くした。いなくなって当たり前」という意見もあれば、「どれだけ遅くなっても、待ってるから帰ってきてほしい」という意見もありました。
9人のJUMPがWSで謝罪するというショッキングな映像とともに、そこには9人を受け入れた人、悪いと分かっていても受け入れられない人、戻ってくるのを期待する人、猛烈にアンチする人、署名活動をしようとする人、龍太郎がいないコンサートに団扇を持って行く人…それこそ十人十色な、多種多様な反応を見せるファンがいました。
私は、どうだったかなぁ。確か初めに思ったのは、「そういえばMステ元気なかったもんな」で。それぐらいで終わりました。(MステでのOver2回目の披露が龍太郎の最後のテレビ出演でした)
私にとってHey!Say!JUMPは10人だったから、そんなこと急に言われても…って感じで。でも掲示板とか見ると、私が楽しみにしてた「裕翔が楽しんごのモノマネをするHEY!HEY!HEY!に龍太郎も映ってるから放送されなくなるかも」とか「トビラの向こうと脳内ダンス二度と歌えなくない?」とか「ソロパート少なくて良かったね」とか、そういう現実的な話がされてて。そりゃそうだよなって。じわじわ理解していって。
さらに10人最後の曲Over、9人最初の曲MagicPowerの歌詞が妙に状況にリンクしていて、聴くたびに泣きそうになりました。
俺はいつでも味方だからWith youピンチはチャンスなんだ My friendフラついてんなら Stand by youピンボケ未来なんてGood-Byeほら光が見えたよ悲しみ It's Over共に共に歩んでいこう共に共に歩んでいこう共に共に歩んでいこう共に共に……Hey!Say!JUMP/OVER からの引用
からの
笑っちゃうときだって泣いちゃいそうなときだってみんないれば幸せ離れられる…わけないよね。転んじゃった朝だってへこみそうな夜だって一緒ならそうハピネス☆Crazy?! But,MagicPower!!Hey!Say!JUMP/Magic Power からの引用作詞:岡嶋かな多
仲間を強く意識したこの2曲を聴くと、どうしても当時を思い出します。
それからはサマリーかなんかで好きなメンバー聞かれて龍太郎って答えるファンがいたり、「高校卒業したら龍太郎は戻ってくる」という説が定期的に流れたり、NHKでサルサいいないいねを再放送してもらおうとする運動があったり…突然龍太郎がTwitter始めたり。なんか色々ありました。
そんなこんなしてるうちにHey!Say!JUMPはジュリー班にうつり、あれよあれよという間に仕事が増え、気付いたら24時間テレビメインパーソナリティーに。2015年はHey!Say!JUMP大躍進の年です。そして、2011年の6月27日に龍太郎が無期限活動休止になってから4年以上もたったんですね。9人になってから新しくファンになった人もたくさん見かけました。
ファン層が移り変わるように、JUMPing CARnivalコンサートの申し込み前にFC会員証のカードも10人から9人へ、ピンクから水色へ変わりました。なんであのタイミングだったんだろう。
そして、コンサートにも行ったけれど、ビバナイのサビはやっぱりちょっと悲しかったです。何かがちょっと違えばビバテンだったかもしれないと思うと。「もう振り向かないよ 僕らと一緒にさあいこう!」って、歌詞もどうしても深読みしてしまって。本当に好きな曲なんですけどね。4枚目のアルバムで9人だから四駆、そこにビバナイ…9という数字を意識しすぎてるのかな。
そして、極め付けがセブンコーナー。懐かしいソロ曲のあとに「ただ前へ」ですよ。これが5人で歌えたらどれだけよかったかと。自分で引きずってるつもりは全然なかったんですけど、ふとしたときに、あるはずだった今を考えてしまいます。本人達は全然ふっきれてるのにね。
Hey!Say!JUMPが大きくなっていくにつれ、10人だった時代は無かったかのように扱われていくのを目の当たりにしてきました。誰も脱退していないグループとして生きていくHey!Say!JUMP。
これはしょうがないことだと思います。KAT-TUNやNEWSのように話せる脱退理由でもないですし。良いイメージないですからね。でもやっぱり哀しくて。10人だったHey!Say!JUMPとそれを応援していた私も無かったことにされてる気がして。
私が応援してた10人のHey!Say!JUMPは確かにいました。反抗期だった龍太郎、魚肉ソーセージな龍太郎、自分にソロ曲はまだ早いとダンスソロを選んだ龍太郎、慎太郎とケンカする龍太郎、9人のお兄ちゃんに可愛がられる龍太郎は、確かにいたんですよ。
私は24時間テレビはひとつの節目だと考えています。これが終わったら、JUMPはまたひとつ大きなグループに成長して、人気も更にでて、10人だったことを感じさせないグループになると思います。1万字でも日経エンタでも触れられなかった龍太郎の話がこれから出てくる可能性はほとんど無い。
でも、それじゃあ私が愛した10人のHey!Say!JUMPは誰が覚えていてくれるんでしょう。私もそのうち10人時代について話すこともなくなり、忘れていくのでしょうか。無かったことにしてしまうのでしょうか。
嫌です。だから、この記事を書きました。
私はもちろん9人のHey!Say!JUMPも大好きです。9人になってからのダンスができる仲良しかわいいじゃんぷ。むしろ私の担当の裕翔くんが輝き出したのは9人のJUMPになってからです。だから、10人と9人、どっちが好きとか、どっちが良くてどっちが駄目とか、そういうことではないです。ただ、10人を忘れたくはない。
9人が龍太郎のことをどう思っているかなんて分かりません。けれど私は、伊野尾くんの縦読みがJUMPの総意だったと信じたい。今のHey!Say!JUMPが言えないからこそ、思い出話をできないからこそ、せめて私は覚えていたい。そう思います。
あと2年で10周年のHey!Say!JUMP。どんな10周年になるんでしょうか。これからHey!Say!JUMPが見せてくれる夢に私はドキドキがとまりません。まずは明日からの24時間テレビを見届けて。そして、ピンクと水色の両方の会員証を大事に持って。これからも大好きなHey!Say!JUMPを応援していけたらと思います。
24時間テレビがんばれ!ビッグになれ!がんばれ!ちょうがんばれ〜〜〜!!あそこからよくここまできたよ!!チャンスを無駄にするな!!ほんとに大好きだ〜〜!!!!
「知っとかないと、知らないよ」
おわり。